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バレンタインの夜に

2月14日、バレンタイン。
俺たちは逃げていた。

逃げても逃げてもヤツらは追いかけてくる。
やがては捕まり、今度は俺がヤツらを追いかける。

そう。鬼ごっこだ。


というわけで、今さらという感じもするが、
2月14日のバレンタインの夜にみなとみらいで鬼ごっこをしてきた。

横浜の学校に通っていながら、
「馬車道」だとか「赤レンガ倉庫」だとか、やたらハイカラな地名がついて
オシャレで都会的なイメージのある横浜なんて好きじゃなかった。
というよりヒガんでいた。

そんな横浜の中でも屈指のデートスポットであるみなとみらいで、
二十歳にもなる男たちが鬼ごっこをするというのである。
これは行くしかない、というわけで行ってきた。


数人の鬼を除き、逃げる人は分かりやすいように腕章をする。
腕章といっても、黄色いエナメル状のテカテカしたもので、
これを両腕に巻くというのだから、その外観の異様さは容易に想像がつくと思う。

こうして10数名のヒマ人たちは、暴風雨のため屋内で鬼ごっこを始めたわけだが、
1時間が経過しようとしたとき、緊急事態発生。
警備員が出動したのだ。

ド派手な腕章を両腕につけた野郎達がモール内を全力疾走しているのである。
目立って当然だ。
こんな迷惑なヤツらを警備員が放っておくはずがない。

事態はリアル鬼ごっこの様相を呈し、
結局警備員に改札まで見送られてみなとみらいを出る。

「こんなところで遊んでんじゃねぇよ!」

まさかバレンタインの夜に
みなとみらいの警備員に罵声を浴びせられるとは思いもしなかったが、
なかなか楽しかったので次回は屋外でやってみたいと思う。
# by WeightyPortion | 2007-03-02 12:52 | 妄言

摩訶不思議!化け物軍団の逆襲

今日はシーズン前にレイソルとジェフが対戦する毎年恒例の“ちばぎんカップ”がある。
ジェフサポの阪上と10時半に日暮里で待ち合わせしているのだが、
シーズンの始まりを告げるこの試合にちょっと興奮気味で早く起きてしまったため、
朝っぱらからブログなんぞ書いているわけであります。


唐突だが、かつて俺は英会話教室に通っていたことがあった。
授業が始まって外人の先生と挨拶を一通りした後には、
先生はたいてい「昨日は何してたの?」と聞いてくる。
そして「テレビを観ていました」と答えると、必ず「何の番組?」と聞かれるわけである。

そこで問題が発生する。

「からくりテレビを観てました」なんて答えたって、
ガイジンの先生が知っているとは思えないし、内容を説明しなければならなくなる。
貧しい語彙力を駆使して、
「オモシロ素人が替え歌を披露したり、早押しクイズでお年寄りが珍回答連発する番組です」
なんて言ったって全然面白そうじゃない。

日曜の夜におまえは何やってんだよ、と先生に思われても不思議ではない。
日本人ってのはその程度か、ボケた老人にクイズなんかさせて笑っているような連中か、
なんて思われることだけはなんとしても避けなくてはならない。

そういう問題が起こるのを防ぐため、そして日本人としてのプライドを保つために、
俺が決まって言う答えは、「ニュースを観ていました」だった。

昨日なにやっていたかを聞かれてニュースはないだろ、
おまえは一日中ニュース観てたのか、
と先生は思っただろうが、そうするとこっちも負けじと
「だったら日本語で説明させろ、郷に入っては郷に従え!」
ということになってしまい、それだともう英会話教室に行く意味もなくなってしまうので、
そこらへんの妥協は必要なのだ。
人生とは不条理なものである。


なんてことが言いたかったわけではなく、
そんな“英会話の外人の先生に何の番組を観たといえばいいのか問題”に直面したとき、
今だったらはっきりといえる番組がある。
毎週木曜の26時過ぎにやっている“FNS地球特捜隊ダイバスター”だ。

これは、2025年に来たる地球外生命体“パピルス”からの質問にそなえ、
あらゆる謎を調査・解明するために組織された地球特捜隊ダイバスターが
活躍する番組である。

と言っても、観たことのない人にとってはなんのこっちゃ分からないと思うので、
これまでどんな調査が行われてきたか、いくつか挙げてみる。

・ビーフジャーキーを水でもどして焼肉にして食べる調査
・ピアニカでジュースを飲む調査
・エアコンを冷房にして、室外機と入れ替えて冬に使う調査
・2階から落として粉々になった便器を3Dジグソーパズルとして組み立てる調査
・体重が減る瞬間を見る調査

こんな説明を聞かせば英会話学校の外国人講師なんて簡単にビビらすことができるだろう。

明らかに低予算の番組で、しかも俺は今までこの番組を観た人に会ったことがないが、
1年半近くレギュラー放送されDVDも出ていることから、人気はそこそこあると思われる。
このまま深夜の枠で細々と続いていって欲しい。

なんだか番宣みたいな記事になってしまった。
タイトルも特に意味はなし。

わーーーーーーーーーーーーー!
# by WeightyPortion | 2007-02-18 09:37 | てれび

大阪桐蔭・平田3発イー©ã‚¤ãƒ€ãƒ¼ã€€

春休みに入ってTOEICの勉強をしている。

昨日やったレッスン3は不定詞・動名詞で、
そのなかに“動名詞を取る動詞”というコーナーがあった。
mind ~ingとかenjoy ~ingとかいうアレである。
他にもたくさんの例がずらっと並んでいたので、
「これは覚えられない!」と思ったのだが、
それを予期していたかのように、こんな文が添えられていた。


頭文字をとって、
megafepsdapamsc(メガフェップスダッパムエスシー)とでも覚えておくといいでしょう。


こういう暗記モノというのは、強引な語呂合わせをして覚えることはよくあるが、
これはもはや語呂合わせにすらなっていない。
なんでこんなヒップホップグループの名前みたいになってしまったのか?

たぶんこの参考書を書いた人は、必死で語呂を考えたのだろう。
「こじ付けでもいいから何か覚えやすい語呂はないものか?」
三日三晩寝食も忘れるほど考えに考えた挙げ句、

「あー、もうどうでもよくなっちゃったのねん!」

と、半ば自暴自棄になってしまったのであろう。

“メガフェップスダッパムエスシーとでも
と、さも当たり前のように書いている投げやりな感じがなんともたまらない。

しかしまぁ不思議なもので、この文章を書いているうちに完璧に覚えてしまった。
何の頭文字かは分からないけど。



写真は空。
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# by WeightyPortion | 2007-02-16 11:50 | 英語

プレゼント企画

先日クラコンがあったのだが、
今年度の必修の授業でクラス全員のノートをまとめてくれたtakaの功績を称えて、
何かプレゼントをあげようということになったらしく、
何をあげるかということで自分のところに連絡が来た。

俺は今まで、友人の二十歳の誕生日プレゼントに溶接用手持ち面をあげたり
マンガの第20巻ばかりを20冊あげたり
さらには通常の15倍近い大きさの手作り年賀状をあげたり
などと好き勝手やってきたわけだが、(詳しくは右の「カテゴリ」参照)
今回はあくまでもクラスを代表してのプレゼントである。
クラスのお金を濫用して、三角フラスコとか高枝切りバサミとか意味の無いものを買って
やりたい放題やるというわけにもいかない。

そこで、ここは無難にtakaの趣味である映画鑑賞にちなんで、
映画のDVDをあげよういうことにした。


さて、当然ながら問題となるのは何の映画にするかである。
名作といわれるような作品は、映画好きの彼なら観ているだろうし、
マイナーだと思った作品でも既に観ている可能性がある。

しかも昔のマイナーな作品というのはDVD化されておらず、中古でもそれなりに高い。
よって、当初の予定を変更して中古のVHSをあげることになった。

それで、あげたのがこれ。
プレゼント企画_f0027641_11172561.jpg

秋葉原の中古ショップでジャケ買いをしているうちに、
自分の中のリミッターが外れてしまい、こんな結果となってしまった。
なかには飲み会の席にはふさわしくないようなスプラッター系のものもあって、
ちょっと心配だったが、本人は全部観るよと言ってくれたのでよかった。

ちなみに『戦場のニンジャ軍団』は全体の半分の金額を占めるほどの高額商品。
“この映画は荒唐無稽な普通のニンジャ映画とは明らかに違います”
という説明書きが裏面にあったのだが、
金髪のニンジャがマシンガンを持っている時点でそんな説明がデタラメであることが分かる。
すごく観てみたい。
# by WeightyPortion | 2007-02-12 11:18 | 贈物

衝撃のラスト

前々回に書いた相対性理論に関する物理のテストだが、散々な結果だった。

相対性理論というのは、
超高速で移動すると時間が遅くなったり、物の長さが縮んだり、重さが増えたり、
というまさに映画『マトリックス』を地で行くようなぶっ飛んだ理論で、
どんなに解かりやすく教えてくれたとしても
「またまた、そんなこと言っちゃって!コ~イツぅ~」
と軽く頭を小突いてやりたくなるようなシロモンである。

とりあえず全問埋めるために、ありもしない用語をでっち上げたり、
その場のインスピレーションで勝手なグラフを書いたりして提出したのだが、
受け取った教授が明らかに動揺していたのでちょっと不安だ。


翌日は、自分が履修している科目のなかでは
第三外国語のポルトガル語に“劣るとも勝らない”論理学のテストがあったのだが
(先生は「この科目は世界で一番難しいでしょう」みたいなことを言っていた)、
一問目の「真理を証明することの意味は何か?」という問いに対して
原稿用紙の裏面まで使った結果、
「そんな議論はナンセンスだ」
とバッサリ斬り捨ててしまった。
結構いいこと書いたと思うのだが、結論の部分が思わぬ方向へ行ってしまったようだ。

90分もある論理学の試験は時間がかなり余ったので、
「もしここで余白に、今まで人類の誰ひとり思いつかなかったほど叙情的な詩を書いたとしたら、先生はAをくれるだろうか?」
などと、くだらない妄想に耽っていたら、2番と3番の答えを逆に書いていたことに気付き、
白昼夢は一瞬にして消え去った。
まぁ結局間に合ったけど。


すべてのテストが終わり、
一昨日、爆笑問題と松尾スズキのコラムを読むために本屋に行って
テレビブロスを立ち読みしたところ、
“わらしべマッドサイエンティスト”
なる新連載の記事を発見した。
「わらしべマッドサイエンティストだなんて、やっぱテレビブロスって狂ってるよなぁ」
なんて感心し、「どんな科学者なんだろう」と思いつつ記事を読もうとして度肝を抜かれた。


新連載の記念すべき一人目の科学者は、3日前に試験を受けた物理の教授だったのだ!!!
# by WeightyPortion | 2007-02-07 09:09 | 妄言